暑中お見舞い申し上げます。

 東海地方梅雨明けの21日、さくまっぷ『浦川まちあるき』第2回が開催されました。第1回に引き続き、佐久間町内をはじめ、磐田市や浜松市中区からの皆さんにもご参加いただき、22名というやや大所帯でのまちあるきとなりました。

 事前に提供いただいた講師からの資料に沿って、炎天の下、みんなでてくてく。時々『さあ、進みますよ~』と講師からの歯切れの良い言葉かけに背中を押されながら、やっぱりてくてく・・・。

 婦人会の情熱による浦川幼稚園の創立、旧浦川中の校門前から戦時中の女学生学徒動員の豊川への出発、大正時代の日曜学校、西村家と舞台屋敷(旭座)、洋館風の郵便局跡、浦川町立図書館跡、中町の屋号・共同井戸、五社神社から日名地砦、浦川会館の興業と昭和28年の浦川音頭発表、尻平沢から上市場への古道と尾高観音堂・馬頭観音、日名地家墓所、石垣『野面積み(のづらつみ)』と、盛りだくさんでありながらも、2時間でぴったり出発点に戻る講師の構成力に感服いたしました。

 さくまっぷ『まちあるき』も回数を重ねてきましたが、いつも思うのは、こうして歴史を紐解くと見慣れた景色が違って見えるようになり、新鮮ながらも現代に至るまでの様々な出来事が偲ばれ、自分の故郷への思いも厚みを増していきます。今回は特に、講師のこの街の史実を今後に伝えたいという気持ちが切々と伝わってきて、今ここで聴いている私たちも何かを託されたのだろうか、と身の引き締まる思いがしました。

 第3回も実は企画中。今度は自動車で広くあるきたい、との希望です。浦川の重要なスポットをさらに抑えていきたいと思います。お楽しみに。

 『うらかわまっぷ』の構成もいろいろと考えてまいりましょう。

 

 暑い中のご参加、ありがとうございました。