浦川まちあるき最終回!

 秋晴れの9月21日日曜日。ついに浦川まちあるきの最終回!

 やはり、3回目ともなると、なかなか都合の合わない方もちらほら・・・。10数名の行脚となりました。

 浦川ふれあいセンターにて車を乗り合わせ、まずは出馬『玄馬稲荷』へ。

 きれいに手入れされた現在のお社でのお話しの後、旧お社跡まで少し山登り。大きな岩肌をながめながら、参加者から『ここなら社を建てたくなるなぁ』との声。

 時代を超えて、ずっと村人や他の地域の信者の願いを叶えてきた霊験あらたかな神社。人々の感謝の気持ちが社を守り続ける原動力となっていることがよくわかりました。

 続いて上市場『熊野神社』へ。

 大鳥居、直会殿、本殿へと進みます。堂内の祠の薬師如来は眼の神様とのこと。時代とともに丸みを帯びた石仏たちがどやどやと現れた私たちに微笑みかけてくれているような気がしました。引き続き、現在でも遺族が祀っているという戦没者の霊苑へ。

 さて最後に、今回のまちあるきを締めくくるべく、現在はうどん屋さんとなっているお宅に、三輪見龍先生の薬箱を見学するために伺いました。和紙に柿渋を施した丈夫な薬袋に現在も姿を残す漢方薬。虫もつかずに保存されていることに驚きました。

 ちょうどお昼時ということで、そのままおうどんをいただきながら、浦川まちあるきの思い出話に花が咲きました。

 地元の皆さんだけでなく、浜松市内各方面、磐田方面からのご参加をいただき、ありがとうございました。様々な縁を感じる素敵な出逢いとなりました。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。

 そして、何より。

 調べ尽くした膨大な資料をこのまちあるきのために毎回まとめ直し、貴重な資料を提供いただいた上、素晴らしい講義をいただいた伊東明書先生に心より感謝申し上げます。

 

 少し気長にお待ちいただきたい、と思いますが。

 次回は城西まちあるきをしたい、と希望を胸に、準備してまいります。