民生委員が異変を伝えてくれた認知症のケース

◎親御さんの病状を知ったきっかけは?

 1年前、訪問販売員が家にいるのを民生委員さんが連絡してくれて駆けつけたところ、騙されて必要ないものを購入していた。判断ができにくくなっていることを始めて知った。

 

◎どこに相談しましたか?

 家族に民生委員経験者がいたので、まずは社会福祉協議会に連絡した。地元の民生委員さんからも報告済みで、その場でさわやかランチの契約と地域包括支援センターの紹介をしてくれたので、ケアマネージャーの支援を受けられるようになった。

 

◎現在受けている介護サービスは?

 現在は週3回のデイサービスと、ヘルパー、さわやかランチ。毎日必ず誰かにかかわりを持ってもらえるように工夫されている。

 

◎どのくらいの頻度で訪問していますか? 時間や交通費の負担はどうでしょう?

 月2~3回の訪問。遠いとは思うが、自家用車で来ることができるので交通事故に遭わないように注意して運転している。

 

◎ご近所との交流はどうですか?

 毎年、盆、正月、秋のお祭りには必ず帰省して、幼馴染や隣保班のみなさんとはよく話を交わしてきた。以前からそうしてきたことで心配な状況となっても協力が得られるのだと思う。民生委員さんやご近所には電話番号を書いて渡し、自宅の鍵も預けてある。

 

◎今、不安なことは?

 火の始末。味噌汁は自分で作っているので、それだけは心配。ストーブは電気に替えた。テレビやコタツが2~3時間で電源オフになると都合がいいのだが。